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GRAND MICHELIN(グランミシュラン) ミシュラン調査員のことば

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GRAND MICHELIN( グランミシュラン ) ミシュラン調査員のことば [特別編集版]
特別編集版プロデュース:西田理一郎
著者:フィリップ・トワナール他13名
監修:フィリップ・トワナール
翻訳:田中裕子
出版社:アンドエト
発売日:2023年8月
単行本 定価:2,500円+税
電子書籍 定価:2,300円+税

ミシュラン調査員達と一緒に世界を旅しようミシュラン調査員達と一緒に世界を旅しよう

ある者はサンフランシスコへ、ある者は上海へ、またある者はパリへ……。これはという店を探し求めて世界じゅうの料理を食べ歩いている。すべては読者のみなさんのために。
調査員のタイプは違っても、求めているものはみな同じだ。これまでになかった味や新しい才能をもつ料理人を探しつづけている。わたしたちを駆り立てるのは、ガストロノミーへの飽くなき情熱だ。

ミシュラン調査員の旅の手帳

調査員は、ふつうの客と同じようにレストランを訪れ、自分たちで代金を支払って食事をする。五感をつねに研ぎ澄ませながら、年間250食を味わっている。これは「星」探しの旅なのだ。ひっきりなしにあちこち動き回りながら(ひとり当たり年間約3万キロの距離を移動する)、あらゆるものを食べ、さまざまな味にチャレンジする。
一見したところ奇妙に思われるものでも果敢にトライする。わたしたちの旅の手帳には、数多くのエピソード、出会い、思い出が綴られている。
本書では、わたしたちの旅の記録をみなさんにお見せしたい。世界の料理を楽しみながら、さまざまな喜び、感動、ホスピタリティ、愛情を味わってほしい。今回ばかりは、わたしたちからこう言わせてもらいたい。「ボナペティ! どうぞ召し上がれ!」

―ミシュランガイド調査員一同

世界は
おいしいものにあふれている!Le garde-mange du monde!

本書は、ミシュランガイドを支える究極のミステリーショッパー「ミシュラン調査員」にフォーカスしました。
この調査員たちは、世界中に覆面で訪れて、年間およそ250食分を食べ歩き、ホテルに160回宿泊し、トータルで600の施設を訪れて、次年度の掲載施設の選別のために報告書を1000本以上提出し星付けを行うのですが、ミシュランの星の力は絶大であり、仮に、レストランが星を失った場合、経営に大きな影響が出ます。その半面、新しく星が付けばレストランの可能性を大幅に広げることができるという大変な責任が伴う重要なポジションを担っております。
調査員が探しているのは、人々に喜び、感動、豊かさ、共感をもたらす料理を創造している料理人なのですが、意外と知られていないのは、ミシュランの評価する対象は、あくまで皿の上の料理だけということ。つまり店の雰囲気や装飾の善し悪し、サービスなどは一切関係ないのです。

このように、日夜調査に明け暮れるミシュランガイドの調査員。この調査員がいろいろなレストランで体験したり聴いたり、見たりした内容は、到底、我々の耳には入ってきません。もちろん直接評価対象でない周辺情報も、そもそもシークレット調査員ですから当然と言えば当然です。

調査員たちが世界中を歩きまわって調べた各国の文化、歴史、特色、エピソード、レシピ、名物料理などを、国境の垣根を取っ払い、日本の読者に寄り添い、コンテンツテーマごとに再編集し、特別編集版としてまとめ上げました。
コンテンツマーケティングの成功モデルを作り上げたミシュラン社のブランディング手法とともに、世界を駆けるミシュランガイド調査員たちの貴重な体験を“味わって”頂けますと幸甚です。

2023年6月
特別編集版プロデュース
西田 理一郎

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プロフィール
西田 理一郎(にしだ りいちろう)
1968年1月生まれ。
株式会社ディープルート 代表取締役他、外部取締役・顧問各社、投資家。
情報の伝達から行動の仕組み化をプロデュース。コミュニケーションを売りの構造に結びつけるマーケティング&クリエイティブプロデューサー。
著者に『アフターコロナ時代のトラベルトランスフォーメーション』(ゴマブックス株式会社)『予測感性マーケティング』(幻冬舎)『ヨーロッパ文学散歩』旅行エッセイ『life is a journey』『旬彩探訪』『to create a Real LIFE -敏腕マーケターが示唆するこれからの真の生き方とは-』等。
www.deeproot.co.jp

【特別編集版】では日本の読者に寄り添い、
【歴史】【食文化】【名物料理】
【名産品】【サステナブル】【シェフ】

のカテゴリーで再編集!

歴史

歴代フランス王たちが愛した料理

ルイ13 世は、空腹になると自分でオムレツをつくって食べる習慣があったらしい。

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食文化

スペインのタパス巡り

スペインのバルでタパス(小皿料理)に舌鼓を打つなら、店主による料理の説明が理解できるよう、さまざまな種類のハムについてあらかじめ知っておくのが望ましい。

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名産品

バターは無塩? それとも有塩?

フランスについては、国じゅうのほとんどの地域で無塩バターを使っているのに、北西部ではなぜ有塩バターを使うのか、そして地中海沿岸ではなぜバターを使わないのか、ぜひ説明できるようにしておきたい。

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サステナブル

サステナブルな漁業のために戦うシェフたち

ベルギーとオランダのシェフたちは、せっかく捕獲されたのに使われずに捨てられている北海の魚たちを救うために、「ノース・シー・シェフ」というグループを結成した。

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